ネクシティパレッタ1F「COMEET」







用途 | 商業施設 |
---|---|
構造 | RC造一部鉄骨造 |
延床面積 | 1820㎡ |
建築設計 | (株)TONZAKOデザイン PASSWORK DESIGN (同)ジンバルワークス |
施工 | (有)カワイ建築 スタジオグラップ |
グラフィック | (株)ミンナ |
写真 | トロロスタジオ |
構造と周辺環境から考える「そと」のような共用部
築12年程経過して,テナントが撤退した再開発ビルの改修です.
この建物は2階までは商業施設,上階にマンションが入る複合施設であり、構造もマンションがかかる部分はRC造,それ以外が鉄骨造と用途的にも構造的にも複雑な状況にありました。また一方で敷地としては異形の1街区分であるにもかかわらず,建物としては何も考慮されず周辺環境と断絶されたようなチグハグさを感じました.
1階の1フロアを借りていたテナントが撤退したこと機に,ここでは複雑で断絶された建物をシンプルかつ環境と馴染ませる施設の設えを模索しました.
リースラインは構造計画と敷地形状という2つの要素を考慮して計画しました.
RC造と鉄骨造にまたがって使われていたフロアを,RC造の部分には2つテナント,鉄骨造の部分にはその他7つのテナントを配置しました.構造と計画を揃えることで各テナントの構造がシンプルになり,空間の特性が明確になり,リースライン内での漏水リスクの軽減にも寄与しています.
また,この建物の敷地は建物に対して斜めになっている部分も多い上に,西側の正面口の風除室は,人を迎え入れやすいように隅切りされています.矩形の建物内に斜めのリースラインを取り込むことで外部環境と、共用部を馴染ませることで,屋根付きの「そと」のような共用部となるように意識しました.
不動産企画は代表の酒井も関わる勝川エリア・アセット・マネジメント株式会社で行った.勝川エリアで行ってきたまちづくりに沿ったコンセプトを設定しつつ,テナントを先に決める「逆算開発」を徹底し事業を進めている.竣工後も勝川エリア・アセット・マネジメント株式会社が運営委託で関わることで,共用部はマルシェ等のイベント利用等,意図した以上の活用がされています.
CONTACT
お問い合わせ・ご相談は
下記のお問い合わせフォームを入力いただき、
お問い合わせください。