中濃保育園

岐阜県関市 2010
用途 保育所
構造 RC造
規模 2階建て
延床面積 512㎡
建築設計 大建設計株式会社(在籍時参画)
施工 青協建設株式会社

田の字型プランがつくる緩やかな繋がり

従来の保育園は南側の採光確保を最優先とし,南側に保育室、北側に廊下というハーモニカ型プランが長らく建てられ続けてきました.
室環境としては良好なハーモニカ型プランを生かしながら,こどもの成長に合わせて保育士の方が柔軟に対応しやすい計画を模索したプロジェクトです.

本プロジェクトの敷地は既設建物の西側一部を改築する計画です.
クライアントからの要望は未満児室と5歳児室,あとは敷地いっぱいに建物を建てて少しでも広い園舎にしてほしいという話がありました.
そこで廊下をこどもたちの居場所として捉えなおし,保育そのものも行える小さなホールを含んだ田の字型プランの提案をしました.

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階はワンルーム空間を梁型による緩やかに分けるだけで構成し,保育士の手のかかる未満児の対応しやすくしています.
また2階は就学前の5歳児ということもあり引戸で明確な保育室をつくりつつ,引戸を開放してホールと一体に利用する柔軟な保育にも対応する空間となっています.
田の字型フレームによって未満児保育室も5歳児保育室もホールも全てを受け止めるこどもの居場所となっています.

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